リハビリテーション
動物のリハビリテーション
獣医療先進国である米国でも急速に関心を集めている小動物の理学リハビリテーション。どんなに上手な手術をしても、リハビリテーションは欠かせません。
また肥満や老化に伴う運動不足も、寝たきりにならないために必要になります。
さらに椎間板ヘルニアや事故の後遺症などにも有効です。
しかし現状は海部郡はじめ東海エリアでも、
しっかりと認定され研修を受けた所はあまりありません。
アメリカで唯一の認定プログラムは、テネシー大学公認のCCRP(Certified Canine Rehabilitation Practitioner)です。
この認定には、テネシー大学のオファーする講義を全て受講し、
5症例のケーススタディを提出後、認定試験という流れになります。
この有資格者はアジアで唯一南動物病院の獣医師の小笠原先生がもっており、
私は只今受講中です。
リハビリテーションの流れ
リハビリは外科手術全般にわたって、手術後に適応が可能です。
| 例 | 整形手術(各種骨折、脱臼、靱帯断裂、椎間板ヘルニア、脳外科) |
| 一般手術(去勢、避妊、乳腺腫瘍などの各種腫瘍切除後) |
痛みや腫れが早く引き、治癒を促進します。
Ⅰ~Ⅳの流れで、性格や診断に基づいたその子だけのプログラムを組み、
目的・目標に合わせたプログラム作りを行います。
- 先ずは診断が重要です
- その子の現状に合わせたプログラムづくりが必要です
- リハビリの種類
- 痛みの管理
- 筋力の維持
- 関節可動域(ROM)の維持
- 神経機能の回復
- さくら動物病院で受けることのできるプログラム
- 冷却療法 (手術後、痛みと腫れを軽減する)
- 温熱療法 (各種リハビリの準備のため、血行改善、ROMの改善)
- レーザー (痛みや麻痺の改善)
- マッサージ (各種リハビリの準備のため、血行改善、ROMの改善)
- ストレッチ (ROMの改善)
- TENS (経皮的神経電気刺激:痛みを和らげる)
- NEMS (神経筋電気刺激:筋萎縮の予防)
- 超音波療法 (3cm以上の深部でも、温めることができ、短時間で終わる)
- トレッドミル (運動に抵抗を与える)
- 水中トレッドミル (体重の7割が軽減でき、運動負荷を加えられる)
- バランスボールエクササイズ (体重負荷の増減・起立の補助)
- カバレッティ・レイル (障害物を使うことで、関節の動きが大きくなる)
- カートセラピー (2~4輪のタイヤがついた車いす)
- 補助起立・歩行 (腰タオルなどで補助を付けた自立直立および歩行)
- ダンス運動・手押し車 (体を支えながら、適度に負荷を加える)
これらのプログラムに鍼治療を組み合わせたプログラムが必要です。
水中トレッドミル
水中トレッドミルは、県下でもあまりない施設です。
メリット:
水の浮力で浮くため、痛めている足への体重の軽減ができる
水の抵抗のなか動くために、普段よりもより多くの負荷が掛けられる
デメリット:
場所が限定されるため、どこでもできるわけではない
水の中で行われるため、体が濡れるので、手術後すぐはできない


ページのトップへ